・特選 鯛かぶら
寒のきびしい京都の冬は、昔からかぶらを炊いて温まります。
柔らかくてほの甘い聖護院かぶらは、白身魚との相性が抜群で、身が締まり、旨味が増したこの時期 の明石鯛との出会いは、シンプルで贅沢な冬の京料理のきわみです。
鯛は霜降りをし、角切りにしたかぶらは、面取りしてゆでます。鯛とかぶらを合わせてだしを入れ、酒、みりん、淡口醤油でことこと、、、、、。炊き加減、染み加減が絶妙の料亭の鯛かぶら。土鍋にだし汁をはり、鯛とかぶ らをいれてあつあつに温め、ゆずの香りいっぱいにスープといただく、冬の京の舌鼓です。間の手の京水菜がしゃきっとうれしい。